◆設立理念にこめた想い
陰(いん)涼(りょう)とは、涼しい陰です。真夏の太陽にさらされる時、大樹の陰ほどありがたいものはありません。熱帯や亜熱帯地域、日本のような温帯地域でも太陽が照りわたる時など、大樹の陰はこの世のお浄土のようにも感じます。大樹は枝を広く張って、太陽の直射をさえぎって涼風を運んでくれます。私たちは、そんな涼しい陰、〝陰涼〟でありたい。私たち自身がこの大樹のように多くの人の苦悩の直射をさえぎる〝陰涼〟となる人や場になることをみそら会の設立理念とします。
どんな大樹でもはじめは小さな一粒の種です。その種が太陽や風雨に育まれ、肥料を与えられて成長するのです。大樹が自分たちの枝の下に幼木や小さな草花を保護するように、私たちは子どもたち一人ひとりの心に寄り添い、お家の方々と共に第二の基地として、子どもたち自身の自ら育つ力を信じ、温かく見守っていきます。
また、私たちは『子どもを豊かに育む』という社会的な使命を全うしていく中で、子どもたちの保護者や地域に共に生きる人、そして私たち自身もかけがえのない大切な存在であると考えます。
人と人の出会い、縁やつながりを大切に、保護者や地域の人々の交流の場でありたい。子どもたちを中心に、社会の一員として、私たちに課せられた役割を見出し、確かな信頼を築いていきたい。そんな願いをこの理念に込めました。
そして私たちは、今生かされていることに心から感謝し、自己研鑽に励むとともに、互いを認め、誇り高き、みそら会の一員として、この仕事に全力を尽くすと共に、すばらしい人生を生きていくことを心に誓います。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領に示された「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」に向かって教育・保育を進めます。
ア、健康な心と体
イ、自立心
ウ、協同性
エ、道徳性・規範意識の芽生え
オ、社会生活との関わり
カ、思考力の芽生え
キ、自然との関わり・生命尊重
ク、数量や図形、標識や文字などへの関心、感覚
ケ、言葉による伝え合い
コ、豊かな感性と表現